サスペンションセッティング! 簡単に言えば姿勢制御!と言う事になります。
*ブレーキをかければフロントが沈んでリヤサスが伸びる。
*アクセルを開けるとリヤが伸びてフロントも伸びる。「大抵の人はリヤサスはアクセルを開け ると沈むと思っていますが、実は伸びているんです」
*コーナーリングでリヤサスもフロントサスも沈む。
この幾つものライディングで出てくるサスペンションの動きを制御して
マシンの姿勢をコントロールするのがサスセッティングなんです。
まず最初にやるのが基本セッティングです。
ライダーが乗った時の静止状態の姿勢を調整します。
ライダーの体重差による沈み込み量を調整するわけです。
でもよく考えてみてください。
前後ともサスが沈めば車体姿勢は同じじゃないですか?
ここに一つ重要な要素が隠されているんです。
単純に前後が同じだけ沈めば車体姿勢は変わらないですよね?
でも一つだけ大きく変化する物がある!それはスイングアームの角度なんです。
この角度がマシンにとって重要な事でマシンの動きを大きく変えてしまう動きなんです。
そこで基本となる静止状態のディメンションをしっかりと決めておく事が必要になります。
次に走行中のマシンについて考えましょう。
まずはブレーキングはフロントが沈みリヤが伸びた前下がりの状態。
ここで前下がり過ぎるとリヤの安定感が悪くなる。そしてバンクしずらくなる。
そこからコーナーリングに入っていく過程でタイミングよくリヤサスが
沈みコーナーリング中は静止状態と同じバランスになること。
ここで姿勢が崩れていると、コーナーリングの自由度が無くなります。
そしてアクセルオンでフロントが適度に伸びてリヤ加重がしっかりと乗る
車体姿勢になる事。早く伸びすぎればフロントが浮いたり曲らなくなったり・・
伸び難いとプッシュアンダーが出てワイドオープンできない状態になります。
このような動的バランスを取りながら、最初に言った
スイングアームの角度が範囲内になるべく多くいる状態を作るのです。
ジムカーナの場合ハンドルを大きく切る事が多々あります。
ハンドルを切るとマシンが起きてサスが伸びると言う状況になり易くなります。
その事と、普通のコーナーリングのサスの中間をとるのが難しい部分で
より一層サスセッティングを難しく細かくしているところなんです。
今回は基本的な考えを書きました。次はもう少し突っ込んでみる?
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この記事へのコメント
=☆東 春平
で、質問なんですけど、
「そこからコーナーリングに入っていく過程でタイミングよくリヤサスが沈みコーナーリング中は静止状態と同じバランスになること。」
っていう所なんですけど、このバランスを取るのに実際にバイクに乗っているときの感覚ってなにかあるのでしょうか?それとも走行中の写真やビデオで判断するのでしょうか?
ぶん田
アクセルも加速方向には行っていない
パーシャルの状態の事なので、俺の場合
前後にかかる荷重のバランスで感じる事が多いですね。後はアクセルを開いていった時の
反応の仕方でも判断できるかな。
最終的には映像で確認出来れば一番でしょう!第1戦の定常円の旋回なんか分かり易かったですね。
=☆東 春平
フロントサスの突きだしと油面はどうやってセッティング出されていますか?自分はいまこの試行錯誤中であります。
記録を取り始めてから6週間経ちますが(もちろん毎日やっているわけではありません)天候の影響もありセッティングを変えてデーターを取る作業を続けるテンションが下がってきてしまいました。
セッティングを決めるにあたってなにかよいアドバイスを頂けると嬉しいのですが・・・
ぶん田
ちょっと今は忙しいので後で書きたいと思います~