先週は愛知のキョウセイ交通大学で行われているKrispの計測練習会に参加してきました。
セットアップしてきたエンジンの状況と、タイヤのテストの続きです。
まず、エンジンはとても扱いやすくなってきましたが、全開域でもう少し燃料多くても良いのかな?って感じでしたので
これからのテストで参考にしたいと思います。
中低速はだいたいこんな感じでOKじゃないかな?
そして今回はCST CM-SRRとBS BT601SSの比較テストです。
最初にCM-SRRで走って午後はBT601SSで走行と言う形です。
比較してみると、CM-SRRからBT601SSに履き替えると、前下がり感が出てしまいました。
大きさの違いなのか?構造の違いなのか?は分かりませんが、リヤのプリロードを抜く事で
対応出来ました。
①グリップ性能
これはほぼ互角かな? 若干CM-SRRの方が上回っている気がしますが、どちらも問題ないグリップの良さでした。
②旋回性
バンクが安定してしまえば同等の旋回性を発揮しますが、最も違うのはブレーキングからバンクしていく時の
高荷重域での旋回力。。これは圧倒的にCM-SRRが優秀です。 これはやはりラジアル構造とバイアス構造の性能差でしょう。
BT601SSは初期でどうしても中に入って来ない。。そう思いました。「リヤ車高を下げる事でかなり改善しました」
③ジムカーナ特有のハンドルを切った時の旋回性。
回転は安定してしまえばどちらも同じように走れますが、安心して攻められるのはSC-SRRでした。
一気にハンドルを切って向きを変えていく走行フィーリングは気持良かったです。
CM-SRRの耐久性
セットアップをしながらなので、かなり走り込んでいるこの1ヶ月間でしたが、ほぼCST CM-SRRを履いてきました。
この画像は練習会6日間を数多く走り込んだ状態と新品の比較です。
5部山といったところでしょうか?
何度もウォーマーで熱を入れ直しての1ヶ月ですが、グリップ性能の低下は感じ取れません。
5部山程度では多分タイムの落ち込みも無さそうです。
値段も安くて性能も高次元。。これは12インチの時代を変えていくと思います。
まだウエットや低温時の性能は確認出来てませんので、何とも言えませんが
高温で走ってもこの程度の表面の荒れと言う事は、この点に関してはBT601SSやTT93GPPROの方が上の様な気がしますね。
最後にKX112SMの結果ですが、Krispの高レベルのメンバーの中で、しかも4輪コースで回転3か所と言うコースだったにも関わらず
BT601でもCM-SRRでもトップタイムを維持できたことは、車両そのもののポテンシャルの高さを確認出来たと思います。
ライダーもかなり慣れてきたので、今週末の事務茶屋杯で2本でタイムを出していく練習をしっかりして、更にレベルを上げて行こうと思います。
この記事へのコメント