2月17日に行われたサトカナ練にてQ5A 2回目のテストをしました。
車両は前回同様ZRX1200R 今回はタイヤエアー圧 タイヤ温度 冷間時からのスタートのエアー圧、サスセットでの違い
そして総合のポテンシャルを探りました。
ZRXの場合、走行状態でF2.3kgf/cm2 R2.0kgf/cm2がベストの状態でした。「以降㎏で表記」
ここから前後0.1㎏「Fなら2.2㎏~2.4㎏ Rは1.9㎏~2.1㎏」までは許容範囲って感じかな?
フロントはそこより下がると腰砕け感が出て「実際にサイドウォールがリム打ちしてました」
高いと戻りが早くて接地感が少し薄くなる感じ。
リヤに関しては大きな違いは無いけれど、限界ギリギリの状態で2.0㎏位が一番粘る感じでした。
減らしすぎると画像から見ても潰れ過ぎてしまいタイヤが横揺れする感じが出ます。
午前中のみのアタックでしたが、A級NSRやCB250Rが1分7~8秒台のところ1分9秒7で走れている事
コース的にZRXにはかなり厳しいコースであった事を考えると満足いくタイムだったと思います。
冷え切った状態からのスタートですが、この時期でF2.2㎏ R1.9㎏でスタートすると
違和感なくスタート出来てその後のフィーリングも良い感じでした。
走り始めから走り終わりまで、温度に関係なく安定したグリップとハンドリングを見せてくれるタイヤです。
サスセッティングに関しては幾つか試してみましたが前後バランスはディアブロV3と同じデータが良い状態でした。
タイムアタック練2回目で走り終わった時のタイヤの状態です。
綺麗な表面と溝の角が削れ難いタイヤです。 減り方も穏やかで安心して走れると思います。
ライフは今見る限り良好で、あとはこの先どこまで持つか? 性能がどの位で落ちていくのか?
その辺りを見て行きたいと思います。
総評
Q5やディアブロと比較すればグリップ力と旋回性では一歩落ちるタイヤだと思いますが、
温度に関係なく安定して性能を発揮する事、しかも長持ちするし値段も安い。供給も安定している。
トータル性能として十分評価出来るタイヤだと思います。
ただし表面のコンパウンドのグリップで優位なQ5やディアブロと比較すると、荷重不足の状態でグリップ不足が出るかもしれません。
しかし荷重をしっかりと乗せて丁寧な操作を心掛ければ簡単に裏切られるタイヤではありませんので、絶対的なグリップと旋回性のある意味
バカチョンなハイグリップタイヤに比べてQ5Aはちゃんと操作すればちゃんと答えてくれると言う点においてもライダーを育ててくれる
素晴らしいタイヤだと思います。
個人的な意見とすれば、Q5や13spなどの温度依存性の高いタイヤは禁止して、十分な性能と安定した供給のできるQ5Aやロードスマート4
で全体をイコールコンディションに近付けて、参加する為のコストを下げて行く事は、ジムカーナ全体としてとても良い事だと思ってます。
まあそれ以外にスリックタイヤもOKな大会が出来てくれれば最高なんですがね!!!
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